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八王子市スポーツ協会

八体協の運営委員松田寛次氏の快挙!!

2006年年12月10日のホノルルマラソンの80〜84才の部で優勝

完走するのさえ難しいフルマラソンで、80才の松田さんは4時間30分を切ってゴールイン。2位に1時間以上の大差をつけた為、途中で何か不正があったと誤解されたらしく、2位の人が表彰を受けると言うハプニングがありました。英語で抗議が出来なかったので、日本に帰って来てから抗議をして、初めて認められたと言うことです。ちなみにメダルはまだ届けられていない由。雑誌「ランナーズ」に掲載されております。


ホノルルマラソン完走記

松田寛次

20年前の初フルマラソンがホノルルで、タイム3時間28分、60才還暦の記録である。年代別では5位であった。
紆余曲折の20年は、走りに明け、走りに暮れる毎日であった。この間35回のフルマラソンに参加した。
80才の傘寿を迎えるに当たり、老骨に鞭打ちホノルルマラソンに挑戦に決め練習に拍車をかけた。
 大会の10日前に体調を崩し、前途多難の暗雲が漂った。走りを止め、ひたすら休養に勤めた。その甲斐あって、奇跡的に元気を取り戻した。
 一抹の不安を抱えながら機上の人となった。
高なる胸を静めながら、スタートにつき号砲一発25000人が一斉に暗闇を走り出した。
ひたすら走り続け、折り返し地点を予定より5分早く通過した。目標の4時間30分を想定しての挑戦だ。30kmを走り抜け、いよいよ難関のダイヤモンドヘッドの上り坂にかかる。スピードは落ち貯金した筈の5分が除々に減り、目標達成に不安が漲った。私を支えてくれる大勢の方々の期待を裏切るわけにはいかないと、奮起一番痛む足腰を奮い立たせて力走した。
やっと坂を上り詰め、あと2kmは下り坂だ。全身全霊を傾注してゴールを目指してスピードを上げた。4時間30分を切るために倒れる覚悟であった。大勢のランナーをゴボウ抜きして目前にフィニッシュの門が見えた瞬間、やった ! ! と目頭に熱いものを感じた。走る人のみが味わえる感動である。笑顔でゴールインして拍手喝采を受けたとき、ホノルルへ挑戦して良かったと思った。4時間28分19秒、80才代一位の栄誉に輝いた。
最後まで私を微に入り、細に入り、サポートしてくれた渡辺さんに最大の敬意を表し、陰で応援してくれている会員の皆さんに感謝申し上げる次第である。


完走証

記録表